Embidia

刺繍専用AIエージェント

伝えるだけで、縫える刺繍データに。

「おしゃれに崩して」「高さ2cmくらいに」「糸切りなしの一筆書きで」。Embroid は言葉の指示から図案を起こし、家庭用・業務用ミシンでそのまま縫えるデータまで作ります。専用ソフトの操作はいりません。

実証実験中。11月中のβ版公開を目指しています。

Embroid のロゴを刺繍データにした縫い上がりのシミュレーション

やりとりは、チャットだけ

実証実験で、名前のサインを刺繍データにしたときの流れです。

  1. あなた名前のサインを刺繍にしたい。もっとおしゃれに崩して。
  2. Embroid筆記体を崩した図案を起こしました。途中で糸を切らずに縫える一筆書きにしています。
  3. あなた幅は 9cm くらいで。
  4. Embroid91×50mm で書き出しました。PES・JEF・EXP・VP3・DST の5形式です。
名前のサイン。左が実際に縫ったもの、右が Embroid の作った刺繍データ
左:実物 右:刺繍データ(91×50mm、糸切りなしの一筆書き)

描けても、縫い方で止まる

刺繍ミシンで縫うには、図案を「どこに、どの順で、どの向きに針を落とすか」という刺繍データに変える必要があります。

専用ソフトが要る
データ作成の編集ソフトは操作を覚えるのに時間がかかり、価格も安くありません。
職人の判断が要る
生地や糸の性質を踏まえて、縫い方・密度・針目の長さを決める必要があります。
外注すると試せない
外注すると1回ごとに時間がかかり、縫ってみて直す、を気軽に繰り返せません。

Embroid は、この判断の部分を引き受けます。あなたは「どんな刺繍にしたいか」を言葉で伝えるだけです。

Embroid ができること

01
会話で作る
言葉の指示から、デザイン案の作成と刺繍データ化までを一貫して行います。気になったところは、そのまま言葉で直せます。
02
刺繍の技法23種を使い分ける
サテン、タタミ、クロスステッチ、フレンチノット、チェーン、スティップリングなどを、図案の意味に合わせて選びます。雲はふんわりしたスティップリング、茎はより糸のようなステムステッチ。
03
縫いやすさまで設計する
糸を切る回数、同じ穴に針が集中する箇所、針目の長さを確認してから書き出します。
04
立体感を糸で出す
糸の向き・密度・針目の長さを変えて、1色の糸でも丸み・影・光沢を表現します。

主要なミシンに対応

実証実験で縫ったもの

エージェントとの会話だけでデータを作り、実機で縫い、その結果を伝えて直す、を繰り返しました。左が実物、右が Embroid の作った刺繍データです。

技法見本「庭」
技法見本「庭」100×100mm 枠

1枚の中で14種類の縫い方を使い分けました。太陽は放射ぬい、雲はスティップリング、葉は曲がる列の境目で葉脈を表すタタミ。

技法見本「ピクニック」
技法見本「ピクニック」100×100mm 枠

16種類の縫い方を使い分けました。ギンガムの敷物はクロスステッチ、縁はブランケットステッチ、バスケットはサテンの格子。

線画「うさぶた」
線画「うさぶた」ワークショップ向け

AI に描かせた線画を、線はサテン、目はタタミで、かわいく縫えるデータにしました。

ロゴのクロスステッチ
ロゴのクロスステッチ

「3D Lab」のロゴを、手刺繍風のクロスステッチに。物体ごとに一筆で、表には X の形だけが出る縫い方です。

立体表現の試し縫い
立体表現の試し縫い検証中

左から「平ら」「曲面」「曲面+影+光」。糸の向きと密度だけで丸みを出す実験です。

うさぶたのワッペンと Embroid のロゴを縫ったフェルト
パラメータを調整しながら縫ったワッペン。うさぶたのデザインで精度を詰めました。

試し縫いの指摘は、次のデータに残る

糸切れ、密度不足、意図どおりに見えない表現。試し縫いで見つかった課題は、その都度会話で伝え、データの修正と、エージェントが次回から使う知識の更新までを行いました。

マグの表面の糸切り
49→1回
見本1点全体の糸切り
55→21回
見本2点で使い分けた技法(全23種のうち)
21種

作り方

  1. 1

    伝える

    作りたいものと大きさを、言葉で伝えます。図案がなくても始められます。

  2. 2

    データになる

    Embroid が図案を起こし、縫い方を選んで、刺繍データに書き出します。

  3. 3

    縫ってみる

    お使いのミシンで、そのまま試し縫いします。

  4. 4

    言葉で直す

    「面の隙間が目立つ」など気になった点を伝えると、データが直り、知識として残ります。

これから

  • 刺繍データ作成を体験できるワークショップでの提供を予定しています。
  • 学習する技法と、対応するミシン・生地の種類を広げていきます。
  • 11月中を目処に、β版の公開を目指しています。

東京・湯島の 3D Lab で、Embroid と会話して刺繍を縫うワークショップを開いています。

作りたいものがある人が、そのまま刺繍にできる。その状態を、ワークショップなどを通じて広げていきます。
株式会社ウォーカー 代表取締役 伊東雄歩

開発・運営 株式会社ウォーカー